2009/04/18

やったね!「蝦醤鶏」~4月の「赤坂璃宮」銀座店の1

 コンサート通いが続いています。
 昨日は中野で山下達郎。東京ではもう1回追加公演ありとなりましたが、本来はラスト公演。なんてことでアンコールには竹内まりやも登場。歌ったのは・・・やめときましょう。

 それより、開演6時36分。終了したのが10時過ぎという長丁場。存分に楽しんだ後で、中野なら蔡さんの店に行ってみよう、なんてことでラスト・オーダー前に「蔡菜食堂」に到着。したものの、満席の賑わい!蔡さんに挨拶しただけで、涙を飲みました。

 そう、コンサートにでかけると、終了時間は9時から10時。それからどっかで食事なんて時、新宿あたりならまだしも、たいていの場合、ラスト・オーダー間際のきわどい時間。中途半端な食事は苦手、なんてことから諦めちゃうケースがほとんど。その点、蔡さんの店、ラスト・オーダーが22時45分と実に好都合だったものの、満席では致し方ない。dancyuなどで紹介される前からその人気と評判、聞いてましたが、その実態目の当たり。

  そして、明日からもまたコンサート通い。なんてことで、ブログ・アップ滞らないようにと、今月の「赤坂璃宮」銀座店報告、早々とアップしておくことにしました。
 題して、「やったね!「蝦醤鶏」」。そうです、リクエストしていた「蝦醬鶏」が遂に登場。詳しい話は後にまわして、まずは前菜「粤菜焼味盆/前菜の盛り合わせ」。

 あれ?大藤さん、今月は「璃宮焼味盆」でも「香港焼味盆」でも「広東焼味盆」でもなくって、「粤菜焼味盆」?

 成る程、目の前に現れた前菜を見て納得。その内容、いつもとは少しばかり違いました。右から「牛展」、「鶏肝」、「叉焼」に「白菜」の漬物。「赤坂璃宮」銀座店の「牛展」は初めて。牛スネ肉の冷製です。
 香辛料を使っての下拵えはしっかり。ですが、肉が乾いていてぱさつき気味。ということで、風味が少々乏しい。私はも少ししっとり加減が好みです、それに、この状態ならも少し薄目に切リ分けた方が味、香りがたって良かったかも、というのが私の印象。

 それから「鶏肝」。鶏の肝の焼き物。会議に夢中だったもんで、最初、チラっと目をやった時、その形状から「家鴨の舌?にしては大きいし・・・」。

 会議の話の途中に、口に運んだら滑らかな触感。唇に触れた甘味(麦芽糖?)のあるタレに驚いて、思わず口篭り。噛み締めるとねっとりの触感、こくのあるこってりの甘味が舌にのしかかる。そして、濃い血の味がする!

 「レバーじゃん、これ!こういうの大好き!」と、頭に思い描きながら、そのことは口にせず、議題に戻って話を再開。もっとも、その間にも、ねっとりの触感、こってり濃密な味の余韻が頭の中を駆け巡る。

 「過日の「金銭鶏肝」も良かったけど、こうやってこってり濃厚な甘味のタレで焼いた「肝」を食べるのも良いなあ。ほんとに、これ、相当イケる前菜、アミューズだ! そういえば「ブータン・ノワール」みたいなもんか。すると、蜂蜜やらベリーのジャムと一緒に食べたら、もっと旨いかも。

 そうだ、香港の焼き物の前菜に「ブータン・ノワール」はないから、そういうの今度、焼き物の担当の人にリクエストしてみようか」なんて思い浮かんだりして。

 いかん、いかん、会議に集中せんと。いやはや、実に罪作りな焼き物だったのでありました。