2009/12/12

『KKミーティング』

『KKミーティング』に出席。亡き加藤和彦を偲ぶ会であり送る会でした。会場には故人に縁のある人、関係者が大勢参加。報道によれば出席者は500名程だったそうで。つい最近出会ったばかりの人に混じって、久々に出会った人も。

 「私とのステージが最後(のステージ)になっちゃったんだよね」としみじみと語るユーミン。坂崎(幸之助)くんとは「「和幸」の次のアルバム、どうすんの?なんてことを(加藤)に聞いたんだよ」なんて話を。(高橋)ユキヒロ、小原(礼)とは昔話。正やんこと伊勢正三夫妻にも久々に会いました。会の終了後、クローク前でばったり顔を会わせた今井(裕)くん、現在、陶芸家として製作活動中、と言う話に驚きました。

 会場には故人が好んだ店の好んだ料理が用意されていて、それぞれ店主自らがサーヴィス。
 岐阜の開花亭の「ビーフンとキャビア」。キャビアの塩味とビーフンを和えたごま油の甘味、それぞれに特徴的なネットり感など、味、触感の対比が印象的。神戸北野ホテルの山口さんが自ら切り分けてくれたロースト・ビーフ。さしが入った肉ですが、肉そのものの香りがしっかり。

 祇園ささ木の「太巻き」。華やいだ色合いの美しさに目を惹かれます。様々な具を出し巻きで包んであって、周りをご飯が包むという按配。具のひとつひとつの味、香りがそれぞれに際立っていて、なおかつ、全体で調和。そのバランスが見事。緻密で繊細、豪放で大胆さが一体となった素敵な太巻き。お代わりしました!

 その隣には岐阜の川原町泉屋の「鮎」3種。中でも「鮎の熟れ寿し」が美味。この日食べたものの中ではピカ一。岡山の吉田牧場のチーズはデザートに、という心つもりが行列がすごくて、ありつけず。終わり間際にほんの一切れ。

 以上以外にも様々な店が出店。そのすべてを踏破することは出来ませんでしたが、加藤(和彦)を偲ぶにふさわしい「K・Kミーティング」でありました。