以上の具材を「燉」、つまりは蓋付きの容器に入れて蒸したもの。「燉」しただけあってスープは澄んでいます。
スープは澄んでいても、だしの味はしっかり。なんだか「烏骨鶏」だけじゃなく豚の赤身肉の痩肉を加味したようなふくらみのある味わいで、旨味がたっぷり。そこに各種漢方素材の甘味、苦味が入り混じる。
「これ、いいよね。体にいいスープって感じで」
「心なごみますね。ちょっとクセがあるんだけど、体にいいいって感じ、しますよね。美味しい漢方のスープを飲んでるみたい。ちょっとクセがあるんだけど、でも美味しくって、体によさそう!」
「それよりだしの旨味、しっかりしてますね。やっぱり、長時間蒸すとスープの旨味、増すんでしょうね」
なんて具合に皆に大好評。旨味たっぷり。それでいて、薬効あらたか。しみじみと味わい深くって、ほのぼのと心和みます。そのうち、体がぽかぽか。着込んでいた上着を脱ぎました。