今年も残すところあと4日。そんなわけで年内終了を目指して駆け足で09年12月の「赤坂璃宮」銀座店報告。 まずは「広東前菜盆/焼き物前菜盛り合わせ」。
手前は皮付き豚ばら肉の焼き物の「焼肉」。その後ろ右から家鴨の焼き物の「焼鴨」、続いて「叉焼」。
そうです、今月の焼き物、「赤坂璃宮」ご自慢の焼き物の3品に絞り込んだシンプルな構成。「赤坂璃宮」銀座店の焼き物の王道、ってことです。
皮付き豚ばら肉の焼き物の「焼肉」が旨い。カリカリの皮の裏側、5層になった脂と身の中でも、脂身の旨さが格別。しかも、しっとり感があって、噛み締めるとジューシーな味わいもあり。
家鴨の焼き物の「焼鴨」。皮のパリ感は文句なし。私の好みでもあります。ですが、肉の部分、火が通り過ぎな感じもあって、ジューシーというよりもぱさ感がいくらかあって、おまけになんだか独得クセがあるのが不思議でした。「叉焼」は甘味のある表面の部分、それに肉質もしっとりで、味わいと風味あり。
付け合せの野菜は赤いパプリカ、いんげん、人参。その下に寝そべっているのはヤーコン。赤いパプリカ、酢漬け仕立てで、酸味の爽快さ、さわやかな味、風味が抜群。もう一片、食べたい!なんて思ったほど。
いんげん上にはXO醤油。そのいんげんの火の通し、独得の青臭さ、くさみを消してあるあたり、技ありの感じでした。XO醤との相性もグッド!
ヤーコンはほくほくの触感。噛み締めれば澱粉質の甘味がほのかに、なんてところがいいなあ。
それからくらげ。「このぽりかり感、たまんないね!」と好評でした。