そのタイトル、本来なら季節にちなんだタイトルを考えますが、今月は冬から春への端境期。なんてしようかと思うよりも、今月のメニューにいつも以上に嬉しくなる好物がいくつかあって、思わずタイトルにした次第です。
幕開けは定番「璃宮前菜盆/前菜の盛り合わせ」。
「焼鴨(家鴨の焼き物)」、「焼肉(皮付き豚バラ肉の焼き物)」、「叉焼」の焼き物三種は絶好調。いつもなら4品並ぶはずが3品。その左横に初めての「腐皮巻」。人参、アスパラガスの湯葉巻きです。さらに、その上には春らしい3品。
左から、まず「菜の花」の煮浸し。ほろ苦さ、青さ、その味、風味がなんとも春らしい。真ん中はつぶ貝の湯引き。これも春を感じるはしりの味ってとこでしょうか。
それから右端、何だと思います?
なんと、ミニトマトを「杏露酒」で漬けたもの。爽やかなトマトの酸味に「杏露酒」の味、風味が加わってよりフルーティーな甘味を感じます。 フレンチのアミューズの趣。
なかなか、どころか、お洒落な趣向に、思わずニヤリ。