2007/11/16

たまたま秋に食べた味(その1)


なんだと思います?はぜ/沙魚です。はぜを使った酥炸沙魚。
 香港には九肚魚ってのがある。和名はテナガミズテング、だったはず。小ぶりの白身魚で、根魚独特の泥臭さがある。ということから、汽水域に生息、なのかもと思います。
 香港では潮州料理、それに、伝統的な順徳料理を看板にする店で、各種の料理があります。

 その九肚魚 日本にはないんで、似た魚はないだろうか。ということで、思い当たったのが、ハゼ。

 メゴチやキスの白身の肉、風味の感触もそれに近いが、もっと、身がシュワシュワとしていて、とろけるように柔らかい。生のメヒカリやゲロゲンゲなんか、近い線かな。

 ともあれ、ハゼを広東地方の海鮮料理風に、というのが、この一品。
 パリッとした揚がり具合で、サクっとした歯触り、噛み応え。が、身はシュワシュワ。
根魚独特の風味、味わいもグッドです。
 ってことは、このはぜ、冬菜などの漬物と一緒に蒸す、なんてのもいけるんじゃないか、っと思いました。
 次回、注文して、試してみます。