2009/08/27

閑話休題~カンピロバクターの2

 表面を炭火で炙っただけで、中はレア。さながら「たたき」状態だった「わさび焼き」が以前とは変わっちゃった、というのも「カンピロバクター」のせい、だったのですね。

 そして、新製品の「インナーマッスル」。
 考えてみりゃ「新製品」というのはなんだか変。全然変。
 「新しいメニュー」っていうのが正しい表現だったことに、こうやって書きながら気づきました。
 でも、和田さん(数寄屋橋の焼き鳥屋さんの御主人です!)そんな風に言ってましたもんで、つられて私も「新製品!」と!
 見かけ、胸肉の塩焼きのよう。ですが、噛み締めると弾けるものがある。
 「インナーマッスル」というからには筋肉だけのはずなのに、ジューシーな肉の味わいだけでなく、ひそんでいた脂が、炙って焼かれて零れ落ちる寸前に身に残っていて、ぷちぷちと弾ける感じ、なんですね。

 ここの「ソリ(レス)」が楽しみなのは、ぷくんぷくんに肉が膨らんで、噛み締めると肉汁とともに脂が弾けとぶ。あの快感をあじわいたくて、だからこそ酒を頼む前に「ソリ(レス)」がありやなしやと、思わず口がつく。

 「これ、いいじゃない!」。
 「でしょう?」といわんばかりに和田さんもニンマリ。
 「もう一本!」といいかけて
 「あ、そか!、一羽に4本だけの貴重品!」ってことに気づいて、言葉を飲み込んじゃいました。