3日が節分で、4日が立春。そして今夜は農歴(旧暦)の除夜で、明日が春節。
今年も「丸かじり」の寿司を巻きました。
去年はかみさんがパリ、フィレンツエ、ロンドンにでかけていたもので、ひとりお留守番。ですが「丸かじり」の寿司を巻きました。
今年の節分、日曜日で、かみさんの中国語講座の日。メンバーのみんなに「丸かじり」の寿司をおすそ分け、ということになったので、寿司巻き担当の私、早くから叩き起こされ、眠くい目をこすりしばたかせながら、せっせと巻きました。一体、何本巻いたことやら。
夜には南南東の方角に向かい、いわしを食べながら、一本丸かじり。
昨年も書いたことですが、ここんとこ節分になれば「丸かじり寿司」は、東京はじめ、全国的に定着したそうで。
家の前にあるセブン・イレブンではかなり前から太巻きの予約を受け付け。
夜になってミネラル・ウォーターを買いにでかけた近所のスーパーでは、すでに「丸かじり」の太巻きが30%オフ!しかし、陳列されたパック入りの太巻きを見てびっくり。
具がびっしりの太巻きはともかく、海鮮太巻きはじめ、各種のヴァリエーションあり、でしたから。
大阪あたりで長年「丸かじり」の風習を守ってきた人なら「丸かじり」の太巻きの具は、精進物が普通のはず。唯一、精進を外れる具は卵焼き。
と思ってたら、ちょっとヒットしたブログ、なんでも大阪のフードライターと思しき女史、海鮮巻きの「丸かじり」を食べたことを記してあったのに、思わず「をいをい!」。
生の胡瓜を入れたり、アボガド入れたりなんて、まるでカリフォルニア式の節分の丸かじり太巻き。
今年も節分前に、伊勢の木野本海苔店に答志島産の新海苔の「乾海苔」を注文。
「今年、収穫した海苔なんですが、いつもに比べて……」と、木野本健造さん。
ですが、到着した海苔をつまんでみると、関西人には懐かしい伊勢の海苔。
浅草、有明などの「女海苔」とは違って、しっかりと頑丈な「男海苔」。
噛み締めれば、味も風味も豊かです。
そう、我家の「丸かじり」の太巻きに、答志島の海苔は欠かせない。
そして、立春を迎え、本日は農歴(旧暦)の大晦日の除夜の日。
嬉しいことに、春節に欠かせない「年糕」が届きました。
ひとつは大根餅の「蘿蔔糕」。もうひとつはタロ芋で作った「芋頭糕」。
その見映え、シンプルでエレガント。
真心のこもった「年糕」だったのに、思わずうっとり。
普通「年糕」は、煎り焼きにしたりしますが、優しく蒸して食べたくなりました。