今年の中秋節は10月3日。いつもより遅めの中秋節。そんなわけで、今年は10月早々まで台風がやってきそう!なんて話、香港の人たちの日常会話で語られそう。実際、農歴(旧暦)は、その年々の季節をかなり正確に反映、なんてみんなよくいいます。
中国本土では今年は国慶節と中秋節が重なることから、その前後の公休日を調節し、代替休日などを生んで史上最長と言われる8連休が実現。春節以来の帰郷客、さらには経済成長を反映した海外旅行客が続出、なんて話です。ということでは、それでなくとも昨今銀座、新宿あたりで目立つ中国人観光客が、一挙増大という事態になりそうで。
ところで、中秋節といえば「月餅」です。「月餅」が生まれた逸話について・・・なんてのはネットの検索におまかせ。そして、中秋節の前後、我が家には各種の「月餅」が到着。
まずは香港から長年の知人、Oさんが送り届けてくれた九龍の和記隆の潮州式月餅の「百合芋泥餅」。普通、月餅といえばオーブンで焼いたものが主流ですが、和記隆の潮州式月餅は揚げたもので「酥皮」、さくさくの皮、が特徴。そのため、持ち運びしてる間にさくさくの皮がもろもろに崩れ落ちます。
日本にそのまま持ち帰るのは至難の業。危険物取り扱いの要領で、慎重に慎重を期して持ち帰ります。航空便で送ろうものなら、原型を止めぬ無残な姿に変わり果てて到着。
その点、Oさん、抜かりなくパーフェクトなパッキングで送ってくれました。1個、わずかに一部裂傷があった以外、お店で売っているそのままの姿でのご対面。大感激です。Oさん、どうも有難うございます。
本来は、ひと箱、一種、4個入りですが、Oさん、いつも店に交渉し、各種、一個ずつとりませて。それが、今回は、私の一番の好み「芋泥」だけの詰め合わせ!
さくさくのパフィーな皮、しっとり、ねっとり、舌の上でとろける(まさに「綿」というにふさわしい)「芋泥」の餡の美味、しっかりと味わいました!