熱中症って経験がないんですが「もしかしてこれ?」なんて思うぐらい、暑さにやられてヘトヘトになりました。 夏の真っ盛り、そのど真ん中の8月15日、かんかん照りの日に富岡八幡宮の御輿を担いだことがありますが、そん時の方がまだまし!なんて思ったぐらいの暑さでした。
(桂)枝雀じゃないですが「お陽いさんが、カァ――!」状態。照りつける陽射しは頭皮を突き抜け、脳ミソを直撃!煮えくり返って沸騰寸前!なんて按配でしたから。おまけに、もしかして前日までの雨で濡れていた道路の水分が、照りつける日差しで蒸発し、湿気を帯びたムンムンの暑さになっちゃたこともへとへとのへたれになっちゃった要因、だったのかも。
小島一丁目の今年の本社の千貫御輿渡御、鳥越1丁目からの受け渡しは、予定では10時40分。それが、13分早まったと後で知りました。午後に担ぐ本社御輿の渡御に比べれば、人数、なんだか少ない印象で。ですが、町内御輿に比べれば担ぎ手の人口密度は尋常じゃない。
担ぎ棒の周りには、虎視眈々と担ぎ棒にくらいつくつもりの人波が幾重にもびっしり。
もっとも中棒のあたりは取り巻く人波の輪も薄め。そこに要領よく紛れ込み、担ぎ棒にほんのわずかでも隙間をみつければ、ひょいと担ぎ棒に手を差し伸べ、身体を真横にして、ぐぐぐ~いなんて感じで、担ぎ手の間に割り込みます。ですが、前と後ろの担ぎ手にはさまれて胸が締め付けられ、呼吸困難、酸欠状態に陥りそうになることなんかザラですから。
しかし、担ぎ棒にしがみつけたら、後はもう担げる限り担ぎ続けます。
そう簡単に担ぎ棒から離れない!
「ねね、おじさん、そろそろ代わってやったら!」
なんて言われてチラっと見るとどうやら今年初めて小島1丁目の本社渡御に参加の助っ人の若者のリーダー格の様子でした。
もう何年も担いでますから、町内の睦、世話役の方、常連の方とは顔なじみ。
それが、毎年、入れ替わり立ち代り、御輿の同好会の連中なのか、助っ人の新顔が入り混じり、その手のリーダー格が、なんでだか御輿の中棒の脇について、担ぎ手をミョーに仕切りたがる。引き連れてきた仲間、ことに女の子を担ぎ棒に入れたがる。よくあることです。
「え!?おれ?おれがおじさんかい?」と、しらんぷり!
けど、もしかして「おじさん」じゃなくって、「おやじさん」なんて言われりゃ
「は~い、はい!」なんてすんなり入れ替わってあげたかも、です。
そのあたり実にビミョーな(年季の入った御輿)オヤジの心理です!
意地を張ったわけじゃないですし、ま(年季の入った御輿)オヤジとしては、しっかり自己管理。前と後ろの担ぎ手に胸を圧迫され、呼吸困難に陥りそうになりなりがら、自分の按配見計らい、たまに抜け出して水分と酸素の補給を怠らず、今年もしっかり担ぎました!