2009/07/25

サイモン&ガーファンクル

 暑さのせいだかPCがご機嫌斜めに。そのうちキーボードがぶっ壊れて、部品を調達。PC音痴の私ですが、部品交換ぐらいはできます!なんてことで部品が到着する間、古いPCをひっぱりだして代替機として使用したものの、なんせCPUの速度が遅くって動作がとろくて反応も鈍い。おまけに作業途中にも関わらず休憩を願い出るような始末で、日頃の仕事を片付けるのが精一杯。結果、長い間ブログ・アップはかなわず、要約部品が到着。復帰と相成った次第です。

 一時に比べて回数は減りましたが、コンサート通いは続いてます。16年ぶりの来日ってことで話題になったサイモン&ガーファンクルの公演もでかけました。出来れば武道館で見たいと思ってましたが、他の仕事と重なっていたことから、東京ドームでの公演の二日目に。

 サイモン&ガーファンクルの日本公演は、発売と同時に切符がほぼ売り切れた、なんて話を耳にしたぐらい前評判が高く、実際、各地で行われた公演は絶賛の声しきり。なんせ次から次へとおなじみのヒットが歌い継がれ、曲ごとに歓声が巻き起こる。懐かしい思い出がよみがえったなんて方が多かったんじゃないかと思います。

 ですが、アート・ガーファンクル、往年の美声はどこへやら、衰えはかくせない。それに比べて、ポールは年齢を感じさせぬ踏ん張りがあって意欲的。おまけに、音楽的にはポール主導方で、ポールが今、関心のある音楽展開をそのまま実現。俺の思い通りにやらしてくんないんっだったら、S&Gの復活なんてやる気もないし、興味もなし、なんて感じをそのまま絵に描いたようなステージの展開。

 もっとも、アートにも敬意を表して、それぞれのソロ・パートもあり。ところが、アートのパート、ポールのソロにくらべてスケールダウン。一方で、ポールといえば、アフリカのミュージシャンなどをゲストに迎え自身の最新のスタイルをアピール。これがなんとも躍動的でスリリング。まさに勝負あり。

 そして、締めくくりは「マリ・リトル・タウン」から「明日に架ける橋」とつないで大団円。とまあ、結局は、懐かしのヒット大会。ま、皆さんの期待はそこにあったからいいんですけど、私としては、なんだかなあ!
 思い複雑な一夜でありました。