2010/02/28

春節~春到来 10年2月の「赤坂璃宮」銀座店の3

 続いて「山菜炒蝦仁/芝海老と山菜の炒め」。

 大皿でお披露目の後、小皿に取り分けられて登場の際「ご入用かと思ってお持ちしました」と柏木さん、小えび(アミ類など)の醗酵味噌の「蝦醤」をテーブルに用意してくれました。
 「海老の炒め物」に「蝦醤」は欠かせません。しかも、袁さんのように下拵えや調理、塩味はじめ調味料の加減、按配が控え目、という香港スタイルの料理には、ほんのちょっぴりの各種の「醤」が欠かせない。海老をはじめ海鮮の魚介類の油通しの「油泡」や炒め物には「蝦醤」や「蠔油/オイスターソース」がうってつけ。ことに海老と「蝦醤」の相性が抜群です。なんてことで、この種の料理があるとすぐさま「蝦醤」を頼みます。なんてこと、覚えててくれた柏木さんの心配りに感謝!
 海老の炒めものに「蝦醤」をちょっぴりつけて食べるのは初体験だったYさん。
 「おお!なるほど、こりゃいいわ。味が引き立つ。それより、このエビミソだけでもちびびちび舐めたくなりますね。旨いわ、これ!」と、すっかり病みつきの様子。
 「うんうん、わかります。ですけど「過ぎたるは~!」ですから、ほんのちびっとだけに抑えておくのがベスト!」と、止めを刺す私です。
 海老の炒め方、火の通り、甘味が立った味の旨さもさることながら、一緒に炒め合せた「うど」、「きくらげ」、「行者ニンニク」の触感、味、風味が面白い。
「うど」はほんのちょっぴりほろ苦い。
「これって、ほんと春の味、ですね!」と声が上がります。
「きくらげ」はぱりぱりの歯触り、噛み応えで、滋味深い味わい。
「行者ニンニク」は青さと辛味が入り混じった味、風味。噛み締めれば精の強さがじわじわと押し寄せてくる。
 その名、山籠もりして修行を行う修験者が食べていたことに由来するとかで、食べ過ぎると精がつき過ぎるなんてことから、食べることを禁じられていた、なんてのが面白い。
 ニンニク同様に強い匂いを放っているのがその特徴ですが、生食はともかく、火を通すと独得の風味をもたらします。
 ともあれ、春の到来を満喫した一品でした。