2007/01/23

閑話休題~マカオ・香港旅行(1)




この15日から、マカオ・香港に旅をした。文藝春秋の臨時増刊号の取材旅行である。旅先での毎日を記すつもりでPCを持参したものの、ACアダプターを持参するのを忘れるというドジをしでかし、この1週間、何も書き込めずにいた。

 さて、旅のはじまりはマカオから。宿泊先はホテル・リスボア。街中の風情は以前と変わらず、香港などに比べればのどかで田舎っぽい。

 とはいえ、ウォーターフロントにはラスヴェガス・スタイルのカジノを備えた新しいホテルが立ち並び、本土からの中国人観光客が以前にも増して目立つなど、以前とは異なる活気に溢れていた。

 そして、マカオの食。スケジュールの都合から、一番のお目当てだった西南飯店には行けずじまい。到着した日の夜の食事も、ホテル・リスボアに新しくオープンしたばかりの広東料理店で。

メニューを見ると広東料理の家郷菜があって、そのいくつかを注文。全体「鑊気」、つまりは「火の勢い」に乏しい寝ぼけてトボけたような茫洋な味付け、調理で、なんとも「いなたい」のが、マカオらしい。

 それでも梅菜(雪菜の客家風味の漬物)入りの豚ひき肉の蒸し物に茄子を敷いた「梅菜蒸肉餅茄子」、豚の胃の尖端と鹹酸菜(芥子菜の漬物)を炒めた「肚尖鹹酸菜」など、独特の風味があって、旨かった。