2008/04/15

ヘイフンテラスの謎と不思議の17

 我がPCのシンク君、ここんとこずっとご機嫌斜め。
 そればかりがついには職場放棄。
 そんなことから書き込み更新お手上げ状態。
 もしかして、黒服の女史の‥‥‥ 
 ともあれ、復活、お待たせいたしました!

 さて、「つい先日、「赤坂璃宮」にでかけましたよ」
 ヘイフンテラスに誘ってくれた友人からそんな話を聞かされたのは、今年に入ってからことでした。
 「食べました「鹹魚鶏粒豆腐煲」!そしたら「ヘイフンテラス」のと同じだった!」。

 その話を聞いて「成る程、そういうことか!」と思わず納得。
 それからひとしきり「ヘイフンテラス」での話しで盛り上がったことは言うまでもありません。
 食べた料理、その傾向や特色。そしてもちろん、黒服の女史の話もです。

 友人も「ヘイフンテラス」の「鹹魚鶏粒豆腐煲」を食べて「あれ?」と思い、なんだか心にわだかまり。
 思いついたのが「赤坂璃宮」で食べたそれ。
 ということで、たまたま出かけた際、注文してみたら、わだかまり氷解、ってことでした。

 それより、魚の腹を開いて蒸した「清蒸紅斑」、その蒸し方、料理、味付けもさることながら、黒服の女史の「(釣り)針があるといけませんので」という話の一件が、友人も私もいたくお気に入り。
 それを思い出しては、二人して大笑い。
 箸袋にそんなことが明記された「野田岩」に倣って「ヘイフンテラス」もそうすれば!
 なんて思ったりして。

 そして、先月の10日、とある用事で赤坂のホテルに出かけた帰り 「そうだ「赤坂璃宮」がBIZタワーに移転したはず」、と思い出して覗いて見ました。
 そしたら、なんと玄関に譚さんとPR担当の佐野さんが。
 これはいい機会とばかり、ご挨拶。久々にお目にかかったこともあって、新しい店のことなど伺いました。

 「それで、譚さん、伺いたいことがあるんですが。譚さんのところに香港から呼んだ焼き物の職人の方、いらっしゃいますよね」
 そしたら佐野さん、いきなり
 「ええ、今、奥にいますけど。呼んで来ましょうか」
 なんて言われて、ちょっとドギマギ!

 「いえいえ。まだいっらしゃるんですよね。
 いや、実は「ヘイフンテラス」に行った時の話ですが、焼き物を食べたところ、その味付けとか、焼き方とか「あれ?」って思って。それが「赤坂璃宮」のに似てたんで、なんでだろうと、ね」と、私。

 「え!? 色んなところに食べにいってんだ!」と譚さん。
 「でも、よくわかったね。あのさ、ウチにいたやつ、梁さんの下にいたやつなんだけど「ヘイフンテラス」に行ったんだよ!」、と。

 「え!? そうなんですか!」と私。
 やっぱりそうか、そのなのだ。
 これはしたり! と思ったことは言うまでもありません。

 「それから「鹹魚鶏粒豆腐煲」を食べたんだけど、一緒にいた私の友人、譚さんの店にもよく通ってんですが、同じだったって。私もそうかな、って思ってたんだけど‥‥」。
 「え!? そんなことまで、わかるの? いや、ウチにいた鍋のひとりが「ヘイフンテラス」に行っててさ、やってるんだよ」と譚さん。
 それから譚さんのところから「ヘイフンテラス」に移った料理人の話でひとしきり。

 「で、あのう、あそこって譚さんのところ以外からも(料理人が)行ってません?
 なんだか「聘珍樓」みたいなところもあるし。それに、譚さんが昔いらした「南園」の出身というか、「南園」系列の料理人もいるんじゃないかな、って思うところがあったから」と、私。

 「え!? そんなことまで、わかるの?そうか、わかるかもな。
 いや、そうなんだけど……「南園」出た料理人もいてね」、と譚さん。
 「もしかして、○○に行った‥‥」と、私。
 「え!? ○○だったらXXさん?」とすかさず佐野さんが話に加わる。
 「いや、そうじゃなくって……」と、佐野さんの話を遮る譚さん。

 なんだか私、東京の中国料理界のG-Menの気分! 
 いえいえ、決してそんなことありません。
 譚さんの話から「ヘイフンテラス」のキッチンには「赤坂離宮」、それに「南園」出身の料理人が、という確証をゲット。それ以外にもホテル系料理店出身の料理人が、という感触を得た、という収穫がありました。

 そうです。話をまだまだひっぱります。
 というところで、画像。
 「あのう~お客様~」と、料理撮影は禁止ですから。
 で、前回に続いて龍景軒の料理から、つばめの巣、たいらぎの蟹みそあえ。
 つばめの巣とたいらぎの異なるぷりぷり感の歯触り、噛み応え。
 とろみの餡とぷちんと噛み締めれば弾ける蟹みその濃密な味、風味に、うっとりとなります。

 こんな料理が「ヘイフンテラス」にあれば、なあ~って、ね!