デザートの甜品、色々選べる中で緑豆のお汁粉をチョイス。
その名「臭草緑豆沙」と聞いて「ン!?」。
「臭草って何?」。
知りませんでした。
不勉強を恥じ入るしかない。
「臭草」というのは薬草、香味料としても使われ「緑豆」のお汁粉には不可欠なものだそうです。それを温製仕立てで注文。素朴でしみじみとした味わいでした。
その登場前には恒例の懷舊甜点心。
今回は「流沙飽」。
塩漬けの玉子の「鹹蛋」を餡にした饅頭です。
じょうよう饅頭さながらに張りのある皮。
頬張ればしっとり、ねっとり、もっちりの触感。ねっとりこってりの餡はこくがあってどっしりの感じ。
甘味とともに、鹹蛋の塩味、ひね風味が浮かび上がる。
点心師傳の久保田さん、その技もさることながら、引き出しがたくさん。
「凄いよね!」と、感心するしかない美味でした。